その風邪、本当に治ってますか?|風邪からの肺炎に注意

秋から冬にかけては、風邪やインフルエンザなどの感染症に注意が必要な季節です。

「風邪は治ったはずなのに、咳がなかなか止まらない」
「一度よくなったのに、また熱が出てきた」

そんなときは、細菌感染を合併し、肺炎などを起こしている可能性もあります。
特に高齢の方や持病のある方は、症状の変化に注意しましょう。

こんな症状は要注意!

風邪のあとに、次のような症状がみられる場合は注意が必要です。


✓ 咳が悪化・長引く

風邪が治ったあとも咳が続く、以前より咳が強くなるなどの変化に注意しましょう。
特に3週間以上続く咳は、医療機関での相談が必要です。


✓ 黄色や緑色の痰

痰の色が濃くなったり、量が増えたりしていませんか?
痰の色だけで細菌感染とは判断できませんが、ほかの症状とあわせて確認することが大切です。


✓ 高熱のぶり返し

一度下がった熱が再び38℃以上になる場合などは、肺炎を含む感染症の悪化が疑われることがあります。


✓ 息苦しさ・胸の痛み

呼吸が苦しい、息を吸うと胸が痛い、普段より呼吸が速いといった症状は、早急な確認が必要です。


✓ 強いだるさ

以前よりも強い疲労感が続く、食事がとれない、普段どおりに動けないといった変化にも注意しましょう。

気になる症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

重症化を防ぐ4つのポイント

日頃の体調管理や感染予防を意識することで、肺炎などの重症化リスクを減らすことにつながります。

1

必要なワクチンを確認

インフルエンザ・肺炎球菌・RSウイルスなど、自分に必要なワクチンについて医療機関で相談しましょう。
年齢や持病によって、推奨されるワクチンは異なります。

2

睡眠と栄養をしっかり

十分な休養とバランスのよい食事を心がけ、体調を整えましょう。
食欲が落ちているときは、無理をせず食べやすいものを選ぶことも大切です。

3

痰をためない

こまめな水分摂取や適切な加湿を心がけましょう。
体調に合わせて深呼吸や軽い運動を取り入れることも、痰を出しやすくする助けになります。

4

持病をしっかり管理

COPD(慢性閉塞性肺疾患)や喘息など、普段から気道に炎症のある方は、感染をきっかけに症状が悪化することがあります。
医師の指示に沿って吸入治療などを継続しましょう。

高齢者は「いつもと違う」にも注意

高齢の方では、肺炎になっても高熱や強い咳が目立たない場合があります。
そのため、普段の生活の中での小さな変化に気づくことが大切です。

✓ 食欲や水分摂取量が減っている

✓ いつもより元気がない

✓ ぼんやりしている

✓ 普段より動くことが難しい

「いつもと何か違う」という気づきが、早期発見につながることもあります。


早めの受診・相談が大切です

咳や発熱が続く場合、症状が一度改善してから再び悪化した場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。
強い呼吸困難や意識の異常がある場合は、救急車(119番)を呼ぶなど、緊急の対応が必要です。

訪問看護では日々の体調管理もサポートします

訪問看護では、看護師等がご自宅を訪問し、
体温・血圧・脈拍・酸素飽和度(SpO2)などを確認します。

さらに、咳や痰の状態、呼吸の様子、食事や水分摂取量、普段の生活との違いなども観察します。

体調の変化がみられた場合には、必要に応じて主治医やケアマネジャーなどと連携し、早期の対応につなげます。

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